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■ ウッディエンス メールマガジン 2010/10/04 No. 017
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■ 木材の科学は日進月歩! 日本木材学会から最新の情報をお届けします ■
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発行 日本木材学会広報委員会 ■
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日本木材学会広報委員会委員長 林知行
http://koho.cocolog-nifty.com/blog/
■■ 広報委員会からのお知らせ ■■
各組織の連絡幹事さんをはじめとして、多数の方にご協力頂いた「我が国の木材
関連研究組織と研究内容(2010年度)」のデータが整いました。名簿本体とあわせ、
現在、学会本部で編集作業中です。
お忙しい中、ご協力頂いた皆さんに厚くお礼申し上げます。
■本号の目次■
・本号では、レオロジー研究会・木材と水研究会合同講演会の開催報告、第9回木
材利用研究発表会(木橋技術に関するシンポジウム:木材学会共催)の報告、日本
木材学会九州支部大会(福岡)の実施概要、組織と材質研究会2010秋のシンポジウ
ム開催報告を掲載します。なお、掲載は開催日の順です。
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◆『2010年度レオロジー研究会・木材と水研究会合同講演会』
「レオロジーと木材乾燥(なぜ曲がる?なぜ割れる?)」開催報告
松元 浩(石川県林業試験場石川ウッドセンター)
平成22年8月19日(木)〜20日(金)の2日間、ホテルウェルネス大和路(奈良県
桜井市)において、2010年度レオロジー研究会・木材と水研究会合同講演会および
見学会(主催:日本木材学会レオロジー研究会、同 木材と水研究会、後援:産総
研コンソーシアム 持続性木質資源工業技術研究会、協賛:(社)日本木材加工技
術協会)が開催されました。
今回の講演会は、「レオロジーと木材乾燥(なぜ曲がる?なぜ割れる?)」をテ
ーマとし、木材乾燥について基礎から実用にわたって幅広く情報収集してもらうと
ともに、参加者全員で今後の木材乾燥の将来展望について考えることを目的として
企画されました。講演会では、大学・公設試・企業で活躍する研究者および技術者
にご講演いただき、レオロジー的視点による木材乾燥の基礎から、大学・公設試に
おける研究動向、企業における木材乾燥の実際まで網羅するとともに、見学会では
奈良県森林技術センターにおいて木材乾燥研究施設を見学しました。
ここでは、木材と水研究会の幹事兼講演者として参加する機会を得られましたの
で、講演会および見学会の概要について報告いたします。
◇この続きは下記のリンクからご覧ください。
http://www.jwrs.org/woodience/mm017/matumoto.pdf
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◆『第9回木材利用研究発表会(木橋技術に関するシンポジウム)』の報告
佐々木貴信(秋田県立大学木材高度加工研究所)
日本木材学会では、日本森林学会、土木学会との連携により「土木における木材
の利用拡大に関する横断的研究会(委員長:今村祐嗣京都大学名誉教授)」を平成
19年9月に発足させ、土木分野での木材利用拡大を目指し、調査研究活動やシンポジ
ウムの開催など種々の活動に取り組んでいます。
また、筆者も所属する土木学会では、この3学会による横断的研究会の受け皿と
して平成21年5月に「木材工学特別委員会(委員長:早稲田大学 濱田政則教授)」
を設置して積極的な活動を進めています。
今回報告する「第9回木材利用研究発表会(木橋技術に関するシンポジウム)」
は、昨年度まで土木学会(担当:鋼構造委員会木橋技術に関するシンポジウム運営
小委員会)において毎年開催されてきた「木橋技術に関するシンポジウム」をこの
横断的研究会と木材工学特別委員会が引き継いだもので日本木材学会、日本森林学
会との共催で初めて開催されました。
◇この続きは下記のリンクからご覧ください。
http://www.jwrs.org/woodience/mm017/sasaki.pdf
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◆第17回 日本木材学会九州支部大会(福岡)の実施概要
井上正文(大分大学工学部)
2010 年8月30日(月)〜31日(火)に第17回日本木材学会九州支部大会(福岡)
が福岡市の福岡大学において,日本木材学会九州支部大会運営委員会(代表 九州
大学農学研究院 小田一幸 教授)の皆様のお世話の下に開催されました。
1日目は,午後から研究発表(口頭発表3件),続いて公開講演会(講演2 件,
司会:福岡大学工学部 重松幹二 教授)をおこないました。2日目は,午前中に
研究発表(口頭発表8件)をおこない,午後からは,展示発表のアピールタイム,
展示発表,そして研究発表(口頭発表2件)がおこなわれました。参加者総数は77
名であり,この内訳は大学教員32 名,学生17 名,公設機関18 名,民間企業3 名,
招待者7 名でした。懇親会の参加者は42 名でした。日本木材学会本部からは,奥
村正悟副会長に参加して頂きました。発表件数は,昨年より口頭発表が7件減少し
たものの,展示発表件数は同じでした。口頭発表の時間は,フェーズIが1 件につ
き討論を含めて25分,フェーズIIが15分でおこないました。今大会では,展示発表
にアピールタイム(1件につき3分間のプレゼン)を設けました。それぞれで活発な
討論が行われました。発表題目を以下に列挙します。
◇この続きは下記のリンクからご覧ください。
http://www.jwrs.org/woodience/mm017/inoue.pdf
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◆組織と材質研究会2010秋のシンポジウム開催報告
中田了五(森林総合研究所林木育種センター)
2010年9月13-14日の2日間にわたり、名古屋大学において、日本木材学会組織と
材質研究会2010秋のシンポジウム−心材の形成−を開催しました。
組織と材質研究会では、例年秋にシンポジウムを開催しています。今年は、樹木
特有の現象であり木材の利用と切り離すことができない「心材の形成」を取り上げ、
8人の演者にお願いして、心材の形成にまつわる様々なトピックについて講演いただ
きました。各方面から、84名の参加を得ました。
木材を扱う方ならよくご存知の「心材」ですが、心材がいかにして形成されるか、
すなわち「心材の形成」についての研究をレビューすることはなかなかないでしょ
う。今回は心材の形成に関する研究を一同に集めたシンポジウムを企画しました。
二日間にわたって行ったシンポジウムでは、初日を第一部「心材形成の四要素」と
して心材形成のベーシックな事柄の最新研究情報について、二日目を第二部「心材
形成に挑む多様な研究」として最新の研究手法・機器を用いた心材形成研究への取
り組みについて、それぞれ紹介いただきました。
◇この続きは下記のリンクからご覧ください。
http://www.jwrs.org/woodience/mm017/nakata.pdf
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◎和文誌:木材学会誌 電子ジャーナル版
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/jwrs/-char/ja/
◎欧文誌: Journal of Wood Science 電子ジャーナル版
http://www.springerlink.com/content/1611-4663/
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