木質資源を含めたバイオマスは、化石資源に代わる持続的な生物資源として期待されているが、陸域、海域で生産されているバイオマスの生産量や廃棄されているバイオマス量に関する評価については、明確でない面も多い。また、森林系、農業系、畜産系の廃棄系バイオマス量は、エネルギー換算すると、現在世界で1年間に消費されている化石資源由来のエネルギーの約3分の1に相当するといわれ、その利用開発が求められている。今回のシンポジウムでは、このような観点から一般の方々にも分かりやすい形で、バイオマス評価とそのポテンシャルについて諸問題を取り上げる。
主 催: 日本学術会議第6部木材学研究連絡委員会
共 催: 日本木材学会、(社)日本木材加工技術協会、(社)繊維学会、
(社)日本木材保存協会、(社)紙パルプ技術協会、セルロース学会
日 時: 平成15年5月24日(土)14:30〜17:00
場 所: 東京大学農学部 弥生講堂一条ホール
次 第:
(1)開会挨拶 木材学研究連絡委員会委員長 富田文一郎氏
(2)シンポジウム
1)バイオマス総合評価の現状と今後
日本大学生物資源科学部教授 木谷 収氏
2)廃棄系バイオマス資源のポテンシャル
東京大学アジア生物資源環境研究センター教授 飯山 賢治氏
(3)討論・総括
(4)閉会挨拶 木材学研究連絡委員会幹事 飯塚 堯介氏
なお、閉会後、17:30より懇親会を予定しております。