▶ 用語集へ戻る
公開にあたり
編纂について
本書の構成
出典・参考図書
利用規約
ご意見・ご要望
更新履歴

「木材学用語集」 について

●「木材学用語集」公開にあたり

 近年、木材の有用性が再認識されつつあり、木材学関連の研究者や学生、木材関連産業や行政の関係者だけでなく、異分野の研究者や技術者までもが、木材とその利用に関する知識を求めつつあります。一方、林産学関連の大学や教育機関や研究機関などでは、木材に関する基礎的・応用的知識を体系的に教育することが困難になりつつあり、研究の礎となる木材の基礎的知識や先端的知見を得にくくなりつつあります。以上を背景に、一般社団法人 日本木材学会は、木材に関する基礎的および応用的知識をまとめた書籍として「木材学 基礎編」および「応用編」(海青社)を2023年3月に刊行しました。

 あわせて、木材学に関する用語集を編纂し、これを本会のホームページを通じて公開することとなりました。この用語集は、木材に関する重要な用語、約4,400語を見出し語として、その英語名や説明からなり、さらに図版・写真などを添えた構成となっています。編集には、本会木材教育委員会、先の「木材学」の著者および各研究会があたりました。

 木材学に関わる重要な用語を選抜し、これに適切な説明を与え、これを関係の研究者、技術者や学生などが参照し、活用され、それによって木材に関して適切な用語や概念が定着することを目指して編纂にあたりました。その一方で、用語の選択や説明については、公開後も本会が継続的に検討し、定期的に改訂を行う予定です。

 今後ますます注目されるであろう木材の研究・教育や技術の発展に、この用語集が、寄与することを祈念しております。

2023年6月

一般社団法人 日本木材学会

会長 土川 覚



●「木材学用語集」の編纂について

 本「木材学用語集」の編纂は、日本木材学会の木材教育委員会が担当した。

 この委員会は、木材学会から出版された書籍「木材学 基礎編・応用編」(2023)の編集委員および著者からなる。また用語の吟味については、日本木材学会の各研究会の協力を頂いた。さらに同学会の情報関連等の方々のご協力を頂いた。

 本用語集は、今後、木材教育委員会において管理し、各研究会の協力を得て見直しや改訂などを随時、継続的実施する予定である。


木材教育委員会
委員長:藤井義久*
常任理事(情報担当):堀川祥生*
(*2021~2022年度)


協力して頂いた研究会
組織と材質研究会
木質物性研究会
木材と水研究会
機械加工研究会
居住性研究会
木材強度・木質構造研究会
木質パネル研究会
木材接着研究会
パルプ・紙研究会
バイオマス変換研究会
抽出成分利用研究会
生物劣化研究会
きのこ研究会
木材の化学加工研究会
林産教育研究会
木質文化財研究会
地域木材産業研究会


サイト構築協力
海青社

●本書の構成

1)収録用語数:4,449

2)用語は、「見出し語、英語、読み、解説」で構成した。

3)用語に対応する英語がない場合は省略した。

4)2つ以上の英語があるときは列記した。

5)用語の配列は50音順とした。

記号類「-、( )、・、など」は無視して配列した。

6)解説文中にある記号。示した用語にリンクを設定した。

【同】同義語  同じ意味をもつ用語を示す。

【関】関連用語 見出しの意味を理解する上で参考になる用語を示す。

【参】参考図  説明文の理解を助ける図を付した用語を示す。

●出典・参考図書

秋久俊博 他編(2017):『資源天然物化学(改訂版)』,共立出版

浅野猪久夫(1982):『木材の事典』,朝倉書店

石井 忠 他編著(2017):『植物細胞壁実験法』,弘前大学出版会

磯貝 明 著(2001):『セルロースの材料科学』,東京大学出版会

井上裕光 著(2012):『官能評価の理論と方法―現場で使う官能評価分析―』,日科技連出版社

岡野 健 他著(2006):『木材居住環境ハンドブック』,朝倉書店

梶田 煕 他著(2013):『実用木材・木質材料小事典』,東洋書店

加藤 司 著(2008):『改訂版心理学の研究法―実験法・測定法・統計法―』,北樹出版

紙パルプ技術協会(2014):『紙パルプ辞典(第6版)』

グラスカー, J.P. 著;廣瀬千秋 訳(2011):『結晶構造解析入門(第3版)』,森北出版

建築用語辞典編集委員会(1995):『建築学用語辞典』,技報堂出版

高分子学会 編(2020):『基礎高分子科学(第2版)』,東京化学同人

信州大学繊維学部 編(2011):『はじめて学ぶ繊維』,日刊工業新聞社

菅原二三男 編著(2019):『天然物化学(第5版)』,コロナ社

菅原龍幸 編(1997):『キノコの科学』,朝倉書店

杉本直己 編著(2017):『生体分子化学 基礎から応用まで』,講談社サイエンティフィク

鈴木昭次 他著(2004):『機械音響工学』,コロナ社

武田幸作・齋藤規夫・岩科 司 著(2013):『植物色素フラボノイド』,文一総合出版

垂水弘夫 監修(2017):『基礎教材建築環境工学』,井上書院

長野県(1994):『きのこ栽培指標』

日本規格協会 編(2022):『JISハンドブック 32 紙・パルプ』

日本規格協会 編(2023):『JISハンドブック 9-2 建築 II-2(試験) 』

日本建築学会 編著(2009):『構造材料の耐火性ガイドブック2009』,丸善

日本建築学会 編(2015):『床性能評価指針』

日本木材加工技術協会(2019):『最新木材工業事典(新版)』

日本木材学会 編(2007):『木質の物理』,文永堂出版

日本木材学会 編(2010):『木質の化学』,文永堂出版

日本木材学会 編(2000):『木質科学実験マニュアル』,文永堂出版

日本木材学会・機械加工研究会 編(2013):『木材加工用語辞典』,海青社

日本木材保存協会(2018):『木材保存学入門(改訂4版)』

日本木材保存協会(2022):『木材保存剤ガイドライン(改訂4版)』

農林水産省(2007):『製材の日本農林規格』

農林水産省(2012):『集成材の日本農林規格』

野瀬卓平・堀江一之・金谷利治 編(2006):『若手研究者のための有機・高分子測定ラボガイド』,講談社

ヒューチャート, J.P.・マクナール, D.M. 著;横山和仁 監訳(2015):『POMS2日本語マニュアル』,金子書房

前川純一・森本政之・阪上公博 著(2011):『建築・環境音響学(第3版)』,共立出版

宮本聡介・宇井美代子 編(2014):『質問紙調査と心理測定尺度―計画から実施・解析まで―』,サイエンス社

谷田貝光克 著(2010):『植物の香りと生物活性』,フレグランスジャーナル社

吉村壽次 他編(2009):『化学辞典』,森北出版

吉村 剛 他編(2012):『シロアリの事典』,海青社

リン, S.Y.・デンス, D.W. 編;中野準三・飯塚尭介 訳(1994):『リグニン化学研究法』,ユニ出版

阿部 勲・作野友康 編(1998):『木材科学講座 1 概論』,海青社

古野 毅・澤辺 攻 編(2011):『木材科学講座 2 組織と材質(第2版)』,海青社

石丸 優・古田裕三・杉山真樹 編(2022):『木材科学講座 3 木材の物理(改訂版)』,海青社

川田俊成・伊藤和貴 編(2021):『木材科学講座 4 木材の化学』,海青社

高橋 徹・鈴木正治・中尾哲也 編(2005):『木材科学講座 5 環境(第2版)』,海青社

番匠谷 薫 他編(2007):『木材科学講座 6 切削加工(第2版)』,海青社

信田 聡・河崎弥生 編(2020):『木材科学講座 7 木材の乾燥I 基礎編』,海青社

信田 聡・河崎弥生 編(2020):『木材科学講座 7 木材の乾燥II 応用編』,海青社

鈴木正治・徳田迪夫・作野友康 編(1999):『木材科学講座 8 木質資源材料(改訂増補版)』,海青社

有馬孝禮・高橋 徹・増田 稔 編(2001):『木材科学講座 9 木質構造』,海青社

片山義博・桑原正章・林 隆久 編(2002):『木材科学講座11 バイオテクノロジー』,海青社

屋我嗣良・河内進策・今村祐嗣 編(1997):『木材科学講座12 保存・耐久性』,海青社

アズビル社:「A to Z」(https://www.azbil.com/jp/corporate/pr/atoz/index.html)

全国木材検査・研究協会:(http://www.jlira.jp/)

日本機械学会:「機械工学事典」(https://www.jsme.or.jp/jsme-medwiki/)

日本住宅・木材技術センター:「AQ認証制度」(https://www.howtec.or.jp/publics/index/139/)

日本木材学会・組織と材質研究会:「材質用語集(案)」(http://www.jwrs.org/kenkyu/wa_wp/new_glossary/glossary_proposal/wp_list.html)

日本木材学会・組織と材質研究会:「木材解剖学用語集(案)」(http://www.jwrs.org/kenkyu/wa_wp/new_glossary/index.html)

日本冷凍空調学会:「気になる用語」(https://www.jsrae.or.jp/annai/yougo/50on.html)

日本木材学会:「木材学会誌」(学術誌),1955~

日本木材加工技術協会:「木材工業」(学術誌),1946~

日本木材保存協会:「木材保存」(学術誌), 1975~

●「木材学用語集」利用規約(2023年6月15日)

 この利用規約(以下、「本規約」といいます)は、一般社団法人 日本木材学会(以下、「当会」といいます)がこのウェブサイト上で提供する「木材学用語集」(以下、「本サービス」といいます)の利用について定めるものです。本サービスをご利用のユーザーの皆さま(以下、「ユーザー」といいます)には、本規約に従って本サービスをご利用ください。

(1)知的財産権について

本サービスによって掲載される写真その他のコンテンツ(以下「コンテンツ」といいます)の著作権又はその他の知的所有権は、当会及びコンテンツ提供者などの正当な権利者に帰属します。

(2)ユーザーについて

本サービスは、国内・国外に限らず、どなたでも閲覧・利用が可能です。

(3)本サービスの利用について

3-1)本利用規約に従ってご利用ください。

3-2)本サービスの閲覧開始をもって、本規約に同意したものといたします。

(4)修正・追加について

4-1)本サービスの内容は予告なく修正・追加することがあります。

4-2)修正・追加に伴って、バージョン・更新日を変更します。

(5)禁止事項

ユーザーは、本サービスの利用にあたり、以下の行為をしてはならないものとします。

5-1)法令または公序良俗に違反する行為

5-2)本サービスに含まれる著作権、商標権その他の知的財産権を侵害する行為

5-3)当社のサーバーまたはネットワークの機能を破壊したり、妨害したりする行為

5-4)本サービスによって得られた情報を商業的に利用する行為

5-5)当社のサービスの運営を妨害するおそれのある行為

5-6)その他、当会が不適切と判断する行為

(6)免責事項

当会は、本サービスの提供の停止または中断により、ユーザーまたは第三者が被ったいかなる不利益または損害について、理由を問わず一切の責任を負わないものとします。

(7)通知または連絡

ユーザーと当会との間の通知または連絡は、当会の定める以下の方法(トップページ「ご意見・ご要望」)を通して行うものとします。当会は、当該連絡先へ通知または連絡を行い、これらは発信時にユーザーへ到達したものとみなします。

●ご意見・ご要望

ご意見・ご要望」フォームから、ご通知ください。
お名前、所属、メールアドレスをご記載ください。担当者より、ご記載のメールアドレスに返信いたします。

●更新履歴

2023年6月15日 ver. 1.0 一般公開開始