ウッディエンス・メールマガジン

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ ウッディエンス メールマガジン          2011/09/30  No. 021   
■                                    
■  木材の科学は日進月歩! 日本木材学会から最新の情報をお届けします  ■
                                     ■
                      発行 日本木材学会広報委員会 ■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

                    日本木材学会広報委員会委員長 林知行
                                       http://koho.cocolog-nifty.com/blog/
                                                         
■本号の目次■

 本号の掲載記事は以下の通りです。

◆木質文化財研究会の設立
           横山操(京都大学生存圏研究所 日本学術振興会特別研究員)
                                   高妻洋成(奈良文化財研究所)
		
◆木の文化と科学 京都 2011(Wood Culture and Science Kyoto 2011)開催報告 
                      吉村 剛(京都大学生存圏研究所) 

◆第18回日本木材学会九州支部大会(鹿児島)の実施概要
                        西野吉彦(鹿児島大学農学部)
 
◆2011年度木質物性研究会・木材と水研究会合同講演会・見学会開催報告
                     寺西康浩(奈良県森林技術センター)
                      中嶋 康(岩手県林業技術センター)
                       金山公三(産業技術総合研究所)
                         杉山真樹(森林総合研究所)
◆地域学術振興賞を受賞して
                   番匠谷薫(広島大学大学院教育学研究科)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

◆木質文化財研究会の設立
           横山操(京都大学生存圏研究所 日本学術振興会特別研究員)
                        高妻洋成(奈良文化財研究所)

 この度、木材学会に新規研究会として、あらたに木質文化財研究会が設置されまし
た。
 設立に向けて発起人として賛同して下さった会員の方々をはじめ、理事会で承認下
さった関係者の皆様にこの場をお借りして心よりお礼申し上げます。
 わが国には、世界最古の木造建築物をはじめ、伝世された仏像、工芸品、紙・文書
や遺跡より出土した有機遺物など、世界有数の木質文化財が存在しており、そして、
様々な学問領域の多くの研究者をはじめ、専門技術者や伝統的職能集団など多層的な
人々が、文化財の保存修復や調査研究に携わってきた歴史があります。それらの系譜
を絶やすことなく、より豊かに継承し、今後より一層必要とされるであろう国内外の
木質文化財の調査保存における課題に対して適切に対応するために、互いの情報を集
約する必要があると考えています。これまでにも、研究者個々のつながりや研究機関
のネットワークにおいて様々な調査研究が行われてきましたが、木材学会内において
も会員相互が連携することによって、お互いの研究活動をより発展させ、得られた研
究成果を迅速に文化財現場へフィードバックできるのではないでしょうか。

◇この続きは下記のリンクからご覧ください。
 http://www.jwrs.org/woodience/mm021/yokoyama.pdf
 
◇木質文化財研究会の設立趣意書は下記のリンクからご覧ください。
 http://www.jwrs.org/woodience/mm021/kouzuma.pdf
			
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

◆木の文化と科学 京都 2011(Wood Culture and Science Kyoto 2011)開催報告 
                      吉村 剛(京都大学生存圏研究所) 

 平成23年8月6日(土)〜9日(火)の4日間、京都大学宇治キャンパス「おうばくプ
ラザ」において、国際シンポジウム「木の文化と科学 京都 2011(Wood Culture and
Science Kyoto 2011)」が開催されました。本シンポジウムは、当初3月に京都大学農
学部で開催された第61回日本木材学会大会のポストシンポジウムとして行われる予定
でしたが、東日本大震災の発生を受けて、日程を変更して開催されたものです。
 本シンポジウムの目的は、歴史的建造物や木製文化財に代表される「木の文化と科
学」に関する国内外の研究コミュニティーのネットワークを基盤に、国際的な連携・
協働を深める先導的役割を担い、更なる発展の方向性を探ることにあります。
 初日の6日は受付とレセプション、7日は46件のポスター発表と一般公開の講演会、
8日はキーノート1件を含む38件の口頭発表、9日はテクニカル・ツアー(興福寺中金
堂再建現場等の見学)と、「木の文化と科学」に関する幅広いプログラムが、13ヶ国、
102名の参加者を得て行われました。

 具体的な発表プログラムおよび公開講演会とテクニカル・ツアーの内容については
下記のリンクからご覧下さい。

http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/WCS/Kyoto2011/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

◆第18回日本木材学会九州支部大会(鹿児島)の実施概要
                        西野吉彦(鹿児島大学農学部)
 
 第18回日本木材学会九州支部大会は、2011年8月26日(金)〜27日(土)
に鹿児島大学農学部共通棟101講義室において開催されました。前日まで、曇りが
ちのすっきりしない天候が続いておりましたが、当日は一転、快晴の夏空のもと支部
大会が行われることになり、運営委員一同ほっと胸をなでおろしておりました。一方
で、太平洋高気圧がはり出していたこともあって、桜島上空は東風が鹿児島市内に向
かって吹いており、折しも桜島の火山爆発も活発でしたので、会場のある鹿児島市に
も、久しぶりのまとまった降灰がありました。ご参加いただいた会員の方々にはあい
にくの降灰で、会場までの道中、思わぬ災難に遭われたようなことになりお気の毒で
したが、ある意味、夏の鹿児島市内の風物詩を偶然体験いただけて、旅の想い出の一
コマになったと思っていただければと願っておりました。

◇この続きは下記のリンクからご覧ください。
 http://www.jwrs.org/woodience/mm021/nishino.pdf

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

◆2011年度木質物性研究会・木材と水研究会合同講演会・見学会開催報告
                     寺西康浩(奈良県森林技術センター)
                      中嶋 康(岩手県林業技術センター)
                       金山公三(産業技術総合研究所)
                         杉山真樹(森林総合研究所)

 2011年9月1日(木)〜2日(金)の2日間、梓水苑(長野県松本市)において、2011
年度木質物性研究会・木材と水研究会合同講演会および見学会(主催:日本木材学会
木質物性研究会、同 木材と水研究会、協賛:(社)日本木材加工技術協会、産総研
コンソーシアム持続性木質資源工業技術研究会)が開催されました。なお、日本木材
学会レオロジー研究会は、レオロジーに限定することなく、多面的な検討を進めるこ
とにより、木質物性の理解を深めることを目指して行くことを目指して、今年度から
木質物性研究会と名称を変更し、新たな一歩を踏み出しました。今回の講演会は、
「木質物性と木材乾燥(基礎から実用まで)」をテーマとし、木材乾燥について基礎
から実用にわたって幅広く情報収集してもらうとともに、参加者全員で今後の木材乾
燥の将来展望について考えることを目的として企画しました。講演会では、大学・公
設研・企業で活躍する研究者および技術者にご講演いただきました。本稿では、研究
会幹事として、今回の講演会および見学会の企画・運営に関わった立場からその概要
を報告させていただきます。

◇この続きは下記のリンクからご覧ください。
http://www.jwrs.org/woodience/mm021/teranishi.pdf


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

◆第20回日本木材学会地域学術振興賞を受賞して
                   番匠谷薫(広島大学大学院教育学研究科)

 この度は,栄えある地域学術振興賞受賞の栄誉に預かりまして心から感謝申し上げ
ます。私は昭和50年に琉球大学教育学部に赴任し,山口大学教育学部を経て,現在広
島大学大学院教育学研究科に在職しております。この間,木材切削工具の摩耗を中心
に木材加工の教育と研究に携わって参りました。琉球大学と山口大学に在職中は,恩
師の現在九州大学名誉教授森稔先生から指導を受け,「木材および木質材料の穴あけ
加工の工具寿命」と言うテーマで研究に取り組み,主にTaylorの寿命方程式の立場か
ら穴あけ工具の摩耗の研究を行いました。広島大学に着任してから色々な研究を行い
ましたが,特に木材切削工具の耐摩耗性の向上の観点から,現在高知県立森林技術セ
ンターの盛田貴雄氏と現在九州大学名誉教授村瀬安英先生とで木材フライス加工用の
ダイヤモンドコーティング工具の研究に取り組みました。同研究は中国地域の公設試
験場や企業との共同研究でもありましたが,実験に精力的に取り組まれた盛田貴雄氏
に深く感謝致します。また,化粧紙貼りボードを対象に切削加工におけるバリの生成
状況を調べてバリを抑制するための技術を開発しました。これらの研究は日本木材学
会やInternational Wood Machining Seminar等で発表しております。さらに,中国地
域の木工職人の製作技能にスポットを当てて,職人が製作する木材工芸品の製作工程
や職人が所有する木工具類も調査し,日本木材学会中国・四国支部大会で発表して参
りました。学会活動に関しましては,日本木材学会では,機械加工研究会幹事,評議
員,第57回日本木材学会広島大会運営委員長,理事などを務めさせて頂きましたが,
特に安田女子大学で開催された夏の広島大会は終生忘れることができないものになり
ました。参加されました多くの日本木材学会会員の方々に感謝申し上げます。日本木
材学会中国・四国支部では,理事,支部長を務めさせて頂きましたが,支部ホームペ
ージを平成16年1月に立ち上げ,平成23年3月までその管理・運営を継続的に行いまし
た。掲載原稿を作り上げてはアップし,支部ホームページが少しずつ充実して行く姿
を見ることの喜びは格別のものでありました。同ホームページは全支部研究発表会の
発表プログラムが掲載されているのが大きな特徴であり,支部の研究発表の歴史を見
ることができます。同ホームページは本年4月にリニューアルされましたが,今後ま
すます充実して行くことを期待しております。また,中国・四国支部の多くの日本木
材学会会員が執筆された「ものづくり木のおもしろ実験(海青社発行)」の編著者の
一人として出版に協力できましたことも望外の喜びでありました。
 最後に,これまで長年研究を続けることができましたことに対しまして,恩師森稔
先生に深く感謝を申し上げると共に,これまで種々ご指導頂きました日本木材学会の
多くの先生方,とりわけ中国・四国支部の先生方に深く感謝申し上げる次第でありま
す。この度は誠に有り難うございました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■


──────────────────────────────────────
■日本木材学会の刊行する学術雑誌はインターネットで読むことが出来ます。最新の
学術情報をぜひご覧ください。
◎和文誌:木材学会誌 電子ジャーナル版
    http://www.jstage.jst.go.jp/browse/jwrs/-char/ja/

◎欧文誌: Journal of Wood Science 電子ジャーナル版
    http://www.springerlink.com/content/1611-4663/
━━━━<広 告>━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「ウッディエンス」では以下の欄に掲載する5行広告を募集します。
なお、広告は日本木材学会の賛助会員からのみ受け付けます。
詳しくは末尾の広報委員会までメールでお問い合わせください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【INFORMATION】 −配信中止及び設定の変更−
【ご注意】お手続きのご連絡を当メールへご返信いただいても対応できません。

 Q. メールの配信の中止または登録メールアドレスを変更するには?
 A. 下記 URL にアクセスして、
      http://www.jwrs.org/woodience/
  メールマガジンの購読・解除申込のページにお進みください。

 中止の場合は、「購読解除」欄に登録されているメールアドレスを入れ、送信ボタ
ンを押してください。
 登録メールアドレスを変更するには上記ページにて、現在登録されているメールア
ドレスを「購読解除」した後、新しい配信先となるメールアドレスをご入力いただき
送信ボタンをクリックしてください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 本メールマガジンに対するご意見・ご希望をメールでお寄せください。
□   宛 先:日本木材学会広報委員会 koho@jwrs.org
□   ウッディエンス・ホームページ http://www.jwrs.org/woodience/
□   日本木材学会ホームページ   http://www.jwrs.org
★      広報委員長のブログも設けています。
                 http://koho.cocolog-nifty.com/blog/
──────────────────────────────────────
無断複写・転載を禁じます。                  日本木材学会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 

メールマガジンの購読
または解除の申込は
こちらから


購読を申し込まれても
配布は次号からになります。



ウッディエンス・メールマガジン
バックナンバー

No. 1 [2006/09/25発行]
No. 2 [2006/12/25発行]
No. 3 [2007/03/23発行]
No. 4 [2007/06/25発行]
No. 5 [2007/10/07発行]
No. 6 [2007/12/20発行]
No. 7 [2008/03/14発行]
No. 8 [2008/07/14発行]
No. 9 [2008/10/27発行]
No.10 [2008/12/22発行]
No.11 [2009/03/09発行]
No.12 [2009/06/09発行]
No.13 [2009/10/17発行]
No.14 [2009/12/25発行]
No.15 [2010/03/31発行]
No.16 [2010/06/18発行]
No.17 [2010/10/04発行]
No.18 [2010/12/20発行]
No.19 [2011/03/31発行]
No.20 [2011/06/30発行]
No.21 [2011/09/30発行]

最新 [最新号へ戻る]


冊子版「ウッディエンス」
バックナンバー
[PDFファイル形式]
71号(最終号)   
  (2006年6月25日発行)
70号       
  (2006年3月25日発行)
69号       
  (2005年12月25日発行)
68号       
  (2005年9月25日発行)