2005年3月17日(木)
午後2時30分〜5時
(午後2時15分開場)

京大百周年時計台記念館大ホール
京都大学吉田キャンパス本部構内、京都市左京区吉田本町)

入場無料・登録不要
来場者多数の場合,入場をご遠慮いただく場合がございますので,予めご了承ください


主催 日本木材学会

後援 京都新聞社
朝日新聞社

協賛 (社)日本木材加工技術協会
(社)日本木材保存協会
森林・木質資源利用先端技術推進協議会(APAST)




プログラム

基調講演



「木の文明を提唱する論理的根拠」
稲本 正 氏 (オークヴィレッジ代表)


「木活かしのための向社会的木材論」
小澤普照 氏 (林政総合調査研究所理事長


パネルディスカッション

ショートアドレス

「木質の本質 −時間・進化・環境適応−」
矢野浩之 氏 (京都大学生存圏研究所教授)

コーディネータ
有馬孝禮 氏 (宮崎県木材利用技術センター所長)

パネラー
稲本  正 氏 (オークヴィレッジ代表)
小澤普照 氏 (林政総合調査研究所理事長)
矢野浩之 氏 (京都大学生存圏研究所教授)



講演者プロフィール


稲本 正 (いなもと ただし)氏
オークヴィレッジ代表

1945年生まれ、富山県出身。
立教大学卒業、同大学勤務後、1976年に岐阜県清見村で工芸村、オークヴィレッジを創設。1991年に同村に「森林たくみ塾」を、1995年には「森の博物館」を開設。木を使ったものづくりを通じて、森林や環境問題に取り組む。1994年に毎日出版文化賞を、1999年には「みどりの日」自然環境功労者環境庁長官表彰を受賞。主な著書は、「森の惑星」、「森を創る森を語る」、「えりもの春」など多数ある。
小澤普照 (おざわ ふしょう)氏
林政総合調査研究所理事長

1934年生まれ、新潟県出身。
東京大学卒業後、1957年林野庁入庁。林野庁課長、営林局長などを経て林野庁長官。1992年地球サミット出席後、林野庁退職。1998年より林政総合調査研究所理事長、現在に至る。この間、森林塾開塾のほか、河川審議会、林政審議会委員、環の国くらし会議メンバーなどを歴任している。主な著書に、「森林持続政策論」、「目指せ環境大国への道」、「エコヴィレッジへようこそ」、「図説-木のすべて」などがある。インターネットを用いた「森林塾」などを運営している。
矢野浩之 (やの ひろゆき)氏
京都大学生存圏研究所 教授

1959年生まれ、長野県出身。
1986年京都大学農学研究科博士課程中退。京都府立大学農学部助手、同講師、京都大学木質科学研究所助教授を経て、2004年より京都大学生存圏研究所生物機能材料分野教授。楽器用木材の研究で京都大学農学博士を取得後、バイオリン・ギター用木材の化学処理による改質、鋼鉄より強い木材の開発、植物系バイオナノファイバーを用いた透明繊維強化材料の開発等を通じて、木質系複合材料の可能性を追求している。専門分野は木質複合材料学および生物機能材料学。
有馬孝禮 (ありま たかのり)氏
宮崎県木材利用技術センター所長

1942年生まれ、鹿児島県出身。
東京大学卒業後、木材物理、木質構造、木質資源と環境に関する研究に従事。地球温暖化防止対策や資源循環型社会の形成に向けて木材利用の重要性を訴える。建設省建築研究所研究員、静岡大学助教授、東京大学教授など経て現在、宮崎県木材利用技術センター所長、東京大学名誉教授。林政審議会委員、農林水産省農林物資規格調査会委員、日本木材加工技術協会会長、木の建築フォーラム代表理事など。 主な著書に「木材の住科学」、「循環型社会と木材」、「新建築学体系」(共著)などがある。

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