2019春 組織と材質・木質物性・木材と水 三研究会合同講演会
終了しました。
<参加者>
講演会 132名
懇親会 87名
多数の参加ありがとうございました
<要旨>
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<三研究会合同講演会>
三研究会合同講演会
【日時】2019年3月13日(水)15時00分〜18時
【場所】函館アリーナ内、多目的会議室B(第4、第5会場)
【趣旨】
樹木が生産する生物材料である木材は様々な性質について変動が大きく、木材利用においては変動の理解と制御が重要になる。細胞壁主成分であるセルロース・ヘミセルロース・リグニンの分子構造や構成比、細胞壁中でのセルロースミクロフィブリルの傾角、細胞壁の量、木材中での細胞種の構成や配向性、年輪構造、木材中の水分量、欠点の存在、とミクロからマクロまでのマルチスケールでの多様な事柄を木材の性質の変動の原因として挙げることができる。
木材の微細構造・形成・組織構造の多様性・木材性質のばらつきをを探る組織と材質研究会、木材の物理的・機械的・電気的性質とその環境依存性を明らかにする木質物性研究会、樹木の生存に不可欠でありながら木材利用上のやっかいものとなる水と木材の関係と木材の利用上不可欠な木材乾燥を扱う木材と水研究会、これら三研究会の研究へのアプローチや求める成果は異なるものの研究の関心領域はオーバーラップしている。
三研究会が合同で開催する本シンポジウムでは、それぞれの研究会で長らく活躍されてきた三名の講師をお迎えし、これまでの研究成果をレビューいただく。あわせて、講師の先生方がこれまでの研究活動において感じてきた、近くて遠い他の研究分野への要望を紹介いただく。さらに、前述のマルチスケールな要因による木材の性質の変動の理解に基づいた、木材利用の高度化を目的とした今後の研究の方向性について提言いただく。
【プログラム】
司会:中田 了五(森林研究・整備機構森林総合研究所林木育種センター北海道育種場)
15:00 趣旨説明:山本 浩之(名古屋大学大学院生命農学研究科)
15:05 安久津 久(組織と材質研究会 北海道立総合研究機構林産試験場)
「北海道の主要造林樹種の材質を探る」
15:55 鈴木 養樹(木質物性研究会 森林研究・整備機構森林総合研究所)
「木質材料・物性研究−応用物理学的アプローチ−」
16:45-17:00 休憩
17:00 信田 聡(木材と水研究会 東京大学大学院農学生命科学研究科)
「Wood/Water Relations−木材乾燥と含水率計に関するいくつかの話題−」
17:50 クロージングリマーク:川井安生(秋田県立大学木材高度加工研究所)
【連絡先】
組織と材質研究会 中田了五(森林総研北海道育種場)ryogo@affrc.go.jp
木質物性研究会 山本浩之(名古屋大学大学院生命農学研究科)hiro@agr.nagoya-u.ac.jp
木材と水研究会 川井安生(秋田県立大学木材高度加工研究所)kawai@iwt.akita-pu.ac.jp
<懇親会>
日時:3月13日(水)19:00-21:00
しゃぶしゃぶ中華ダイニング五稜郭彩葉
〒040-0011 函館市本町29-26 ドーミーイン函館五稜郭1F
Ph. 0138-84-1711
https://hakodate168.jp
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市電五稜郭公園前駅から東に歩いて3分、ドーミーイン1Fです。
社会人5200円、学生3000円