組織と材質研究会のこれまで −1990s−
1991年 幹事:古川郁夫、奥山剛
4月4日 松江 古川郁夫
見学会「奥出雲伝統銘木工芸」
横田町(雲州算盤伝統産業会館、他)
11月1-2日 鳥取市 古川郁夫
シンポジウム「スギにかける!」---徹底討論・こうすれば使える---(木材と水研究会と共催)
堤寿一 基調講演:組織と材質
西尾茂 基調講演:乾燥
パネルディスカッション(司会:古川郁夫)
パネラー
入沢宏:スギ林業
坂本雅知:スギの製材
小玉牧夫:スギの乾燥
飯島泰男:スギの材質・強度区分
福本雅嗣:スギのプレカット
中島拓之:スギの集成加工
滝倉動 :スギを利用したログハウス
見学会:智頭林業
1992年 幹事:古川郁夫、奥山剛
4月4日 名古屋 司会:奥山剛
講演会「アマゾン林産資源の利用の現状と将来計画」
講師:岩切節男
1993年 幹事:藤井智之、吉沢伸夫
8月5日 盛岡 見学会「早池峰産ヒバと東北産広葉樹の利用」
8:30〜18:00: 貸し切りバス
岩手県内
ヒバ製材(株ヒラット)
ブナの製材と加工(ウッディかわい)
広葉樹の工芸家具製造(岩泉純朴家具)
竜泉洞など
参加者 19名
懇親会参加者 21名 (わんこそば)
8月29日 東京農大 厚木中央農場研修センター 事務局:大林宏也
IAWA Business Meeting and Dinner Party (IBC 1993 Yokohama)
1994年 幹事:藤井智之、吉沢伸夫
4月5日 近畿大学 議題:学術用語集の改訂にともなう木材解剖学用語の改訂
改定案を幹事がとりまとめて研究会で提示し、次回の研究会で討論することとした。
研究会の会員名簿の作成および連絡費の徴収:幹事一任
今後の活動方針:大会開催時以外の研究会開催および他研究会との共催について、幹事一任。
IAWA関係のお知らせ
4月5日 京都大学 司会:佐伯浩 ワークショップ「フーリエ変換の木材組織・材質分野での応用」
藤田稔:
光学的フーリエ変換(OFT)および画像解析装置によるフーリエ変換(FFT)の利点および欠点などの解説を交えながら、装置を用いて解析方法を実習した。トチノキの放射組織の層階状配列の発達過程、細胞の断面形状の樹種間変異、年輪幅など、木材組織の周期性の検出とその解析方法について応用例で詳しく解説された。その後、司会者の進行により、応用などについて、参加者との質疑応答がなされた。参加者は12名。本ワークショップの課題内容が現時点では難解で一般的でないにもかかわらず、予想以上の参加者数となった。
PRWAC
11月20日-24日 Rotorua, NZ IAWA3rd PRWAC
1995年 幹事:藤井智之、吉沢伸夫
4月9日 東京大学 大会時研究会会合
1. 木材解剖学用語の改訂案:和英対照表(4pp)を出席者に配布。5月に意見聴取。対応は幹事一任。
2. 1995年度活動案 (8月シンポジウム:宇大)
3. IAWAの集会情報
・International Symposium on Tree Structure and Wood Formation
・4th PRWAC 1998 (韓国・光州市)
8月21日-22日 宇都宮大学付属日光演習林 司会:藤井智之 論説:須藤彰司・緒方健
ワークショップ「コンピューター識別のための日本産広葉樹材の解剖学的記載とデータベース化」
佐伯浩 統一的なデータベースの必要性
大山幹成 遺跡出土木材の樹種識別における問題点
長谷川益夫・塚本英子 樹種検索用データベースの構造
藤原健 CSIROとGUESSは日本産木材に有効か?
1996年 幹事:藤井智之、吉沢伸夫
4月6日 熊本 司会:藤井智之・岡野健
木材学会40周年記念分野別シンポジウム「これからの組織・構造・材質研究」
W.A. Cóte, Jr 日本木材学会40年の微細構造研究
佐伯浩 組織構造研究の課題とあるべき姿
深沢和三 顕微科学的祖漆器構造研究の新しい展開
緒方健 樹木の系統分類と材の識別
R.W. Kennedy 将来の針葉樹材
1997年 幹事:藤井智之、船田良
4月3日 高知 大会時研究会会合
1. 木材解剖学用語集委員会:藤井智之・伊東隆夫・大谷諄・古野毅
2. 1997年度活動案:秋季ワークショップ(樹木年輪研究会との共催)、1998年4月大会時活動
3. 材質用語集改訂作業(平川泰彦)"
4月3日 吉澤伸夫・藤原新二 見学会:みろく木材製材所(参加者:35名)
4月3日 吉澤伸夫 懇親会:本池澤(参加者:42名)
1998年 幹事:藤井智之、船田良
4月3日 静岡 懇親会:楽平
4月5日 司会:藤井智之
話題1 「IAWA-Lists の和訳と日本産材のコード化の現状」
1.「IAWA-Lists の日本語版について」 京都大学木質科学研究所 伊東隆夫
2.「IAWA-Lists に従った日本産広葉樹材のコード化」 元森林総合研究所 須藤彰司
3.「画像を含めたIAWA-Listsコードのデータベース化の一例」 京都大学木質科学研究所 杉山淳司
司会:船田 良
話題2 「肥大成長の測定法」
1.「刺針法とデンドロメータ法」 森林総合研究所関西支所 黒田慶子
2.「電気抵抗法とデンドロメータ法」 森林総合研究所北海道支所 今川一志
3.「熱帯材における測定例とその問題点」 京都大学農学部 野淵正
PRWAC
10月26日-29日 韓国光州市 IAWA4th PRWAC: New Horizons in Wood Anatomy on the Threshold of a New Millennium
1999年 幹事:藤井智之、船田良
4月2日 東京農大 大林宏也 懇親会:和風レストラン「天狗」馬事公苑店
4月4日 総合司会:小泉章夫(秋田木高研)
シンポジウム「ユーカリ、ラジアータパインおよびスギ等の本邦産針葉樹の林木育種における材質研改良の今後の方向」
B. G. Ridoutt (NZFRI)
藤沢義武(林木育種センター)
2000年 幹事:藤井智之、船田良
4月2日 京都 高部圭司 懇親会:河道屋
4月5日 研究会シンポジウム
テーマ(1): 材質用語集に関する報告:平川泰彦(森林総合研究所)
テーマ(2): New microscopy による可視化の試み 藤井智之・船田良
1. Cryo-走査電子顕微鏡法による道管内の水分の存在状態と消失過程の可視化 内海泰弘(北海道大学大学院農学研究科)
2. フリーズフラクチャー・免疫電子顕微鏡法によるセルロース合成酵素の局在の可視化 木村聡(京都大学木質科学研究所)
3. 免疫電子顕微鏡によるヘミセルロースの局在の可視化 粟野達也(京都大学大学院農学研究科)
4. 原子力間顕微鏡法によるnever-dried木材セルロースミクロフィブリルの可視化 片岡厚(森林総合研究所)