審査報告書の取り扱いの変更について

〜著者に3通の審査報告書が送られることがあります〜
 
 木材学会誌およびJournal of Wood Scienceに投稿された論文の採否は、「審査の基本方針」に定められた手順に従い、少なくとも2名の審査員による判定結果に基づいて編集委員会で決定されます。

 これまで編集委員会では、掲載の可否について2名の審査員の意見が一致した場合は、それぞれの審査員の意見および判定結果をそのまま著者に伝えてきましたが、掲載の可否について審査員の意見が分かれた場合、すなわち審査員3名が審査した場合は、採否に関する少数意見(最終的に掲載可となった論文に対して却下すべきと判定した審査員の意見、または最終的に却下となった論文に対して掲載可と判定した審査員の意見)は、審査員の意見が分かれた事実とともに、著者にはまったく伝えてきませんでした。

 このような取り扱いに対して、長時間かけて熱心に査読した審査員の意見がまったく著者に伝わらないのは審査員に対して失礼ではないか、論文内容に最も精通した審査員の意見が著者に伝わらない恐れがあるなどの理由により、審査に携わったすべての審査員の意見を著者に伝えるべきではないかという意見が従来から時折編集委員会に寄せられています。

 そこで、編集委員会ではこの件について内外の他誌の状況などを参考にして協議を重ねた結果、問題が生じる恐れがない限り、今後は少数意見も含めてすべての審査員の意見を著者に伝えることとしました。

 その結果、編集委員会が著者に原稿の訂正を求める際に、3通の審査報告書を同封する場合があります。この場合、審査を継続するかどうかは「審査の基本方針」に従いますので、少数意見(著者に訂正を求める場合は却下すべきとの判定とその理由)は原稿訂正の参考資料(審査員宛の回答等は不要)として扱うことになります。

(1998.11.27)


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